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世界中で迷子になって

小学館文庫 か29−3

出版社名 小学館
出版年月 2016年8月
ISBNコード 978-4-09-406323-3
4-09-406323-4
税込価格 671円
頁数・縦 300P 15cm

商品内容

要旨

「旅」と「モノ」について、作者ならではの視点、本音が満載の一冊。読み進めると驚くほど共感するとともに、新鮮な奥深い視点をそこかしこに感じます。懐かしいのに新しい。そんな魅力溢れるエッセイが文庫に。巻末に文庫書き下ろしエッセイ「2016年未来の旅」収録。

目次

旅に思う(はじめに世界があると知る
大人になったからこそ
生き抜く町、生き抜く人々
石か、水か ほか)
モノに思う(値段のないもの
五〇〇円のかなしみ
贅沢小心
傘の値段は正しいか? ほか)
文庫書き下ろしエッセイ 二〇一六年未来の旅

出版社・メーカーコメント

旅&日常を愛する角田エッセイ待望の文庫化 ●アジアは水で、ヨーロッパは石なのだ●旅の疲れは移動の疲れと言うよりも、野生の本能を始終使っている疲れなんだろう●7月のあたまにセールなんてするなら、金輪際、5月6月に夏物なんて買わないからな!●じつは若いときからずっとサザエの母、磯野フネに憧れていた。●毎日仕事中、ほとんど負け戦ながらチョコ衝動と闘い続けている。・・・・いずれも本文より。「旅」と「モノ」について、作者ならではの視点、本音が満載の1冊。読み進めていくと「どうして私の気持ちがここにあるんだろう」とびっくりするほど共感するとともに、新鮮な奥深い視点をそこかしこに感じます。そして読後は、心がほっこり癒されます。--年齢とともに変えざるを得なくなるものが多くある。変えたくなくても変わってしまうこともあるし、進んで自分から変えることもある。そうした変化を私がもっともおそれていたのは、旅においてである。・・・・・から始まる文庫書き下ろしエッセイ「2016年未来の旅」では、歳を重ねたからこそ感じる旅の変化とその想いを共感溢れる言葉で切々と綴っています。懐かしいのに新しい。そんな魅力溢れるエッセイが文庫で登場。

著者紹介

角田 光代 (カクタ ミツヨ)  
1967年神奈川県生まれ。90年『幸福な遊戯』で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、『空中庭園』で婦人公論文芸賞、『対岸の彼女』で直木賞、『ロック母』で川端康成文学賞、『八日目の蝉』で中央公論文芸賞、『ツリーハウス』で伊藤整文学賞、『紙の月』で柴田錬三郎賞、『かなたの子』で泉鏡花文学賞、『私のなかの彼女』で河合隼雄物語賞を受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)