• 本

とげ

小学館文庫 や2−6

出版社名 小学館
出版年月 2008年4月
ISBNコード 978-4-09-408262-3
4-09-408262-X
税込価格 785円
頁数・縦 573P 16cm

商品内容

要旨

倉永晴之は南海市役所の市民相談室で働く公務員。現在の役職は主査、一般企業でいえば中間管理職の係長である。南海市は巨大ワニの化石が発見され、一躍全国区となるが、倉永の心は晴れない。市内の公園で本物のワニが泳いでいるという通報が入り現地確認に出かける。時間外の仕事を終え家に帰ると、今度は自家用車のタイヤが空気を抜かれている。そのうえ職場では上司の不祥事が発覚し、火の粉は倉永に降りかかってくる。度重なる不幸の連鎖から倉永はいかにして脱出するのか。「どろ」「かび」の作者が描いた巻き込まれ型小説の決定版。

おすすめコメント

巨大ワニの化石が発掘され全国区となった南海市。市民相談課の倉永のところに今度は市内の池に本物のワニが出現したという情報が持ち込まれる。確認に追われる倉永だったが、トラブルの連鎖が次々と彼に襲いかかる。

著者紹介

山本 甲士 (ヤマモト コウシ)  
1963年生まれ。96年『ノーペイン、ノーゲイン』で横溝正史賞優秀作を受賞してデビュー。『どろ』『かび』と『とげ』を合わせた巻き込まれ型小説三部作の評価が高い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)