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鬼振袖

小学館文庫 か4−4 国芳一門浮世絵草紙 3

出版社名 小学館
出版年月 2009年6月
ISBNコード 978-4-09-408396-5
4-09-408396-0
税込価格 607円
頁数・縦 301P 16cm

商品内容

要旨

「鬼振袖」とは薹の立った娘の振袖姿のこと。浮世絵師国芳を父に持つ侠風な美少女登鯉にも、いつの間にか甘やかな娘時代は過ぎてゆく。初恋の男の凄惨な自死、遠島になった最愛の男との思いがけない再会とその恋の行方、しがらみに縛られて素直になれない若親分への淡い想い…。一方、相変わらずの即席頓智で発禁覚悟の諷刺画を描きまくって世間の喝采を浴びていた国芳は、遠山が奉行を勤める南町奉行所隠密廻りによって、要注意人物として行状を密かに探索されることに…。昔なじみの金さんがなぜ?『侠風むすめ』『あだ惚れ』が絶賛された、シリーズ第三弾。

おすすめコメント

書評家の絶賛を浴びた、書き下ろしシリーズ第3弾が満を持して登場!諷刺絵を描く国芳に対して、お上の探索が。どうなる一門?さらには男たちと登鯉の恋の行方など、涙あり笑いありで江戸情緒も満載でお届けします。

出版社・メーカーコメント

<鬼振袖(おにふりそで)>とは薹(とう)の立った娘の振袖姿のこと。浮世絵師国芳を父に持つ風(きゃんふう)な美少女登鯉にも、いつの間にか甘やかな娘時代は過ぎてゆく。初恋の男の凄惨な自死、遠島になった最愛の男との思いがけない再会とその恋の行方、しがらみに縛られて素直になれない若親分への淡い想い……。一方、相変わらずの即席頓智(そくせきとんち)で発禁覚悟の諷刺画を描きまくって世間の喝采を浴びていた国芳は、遠山が奉行を勤める南町奉行所隠密廻りによって、要注意人物として行状を密かに探索されることに……。昔なじみの金さんがなぜ?「風むすめ」「あだ惚れ」が絶賛された、シリーズ第3弾!

著者紹介

河治 和香 (カワジ ワカ)  
1961年、東京都葛飾区柴又生まれ。日本大学芸術学部卒業。日本映画監督協会に勤めるかたわら、江戸風俗研究家の三谷一馬氏に師事して、江戸の風俗を学ぶ。『秋の金魚』で、第二回小学館文庫小説賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)