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夢幻漂流

小学館文庫 お25−3

出版社名 小学館
出版年月 2009年8月
ISBNコード 978-4-09-408420-7
4-09-408420-7
税込価格 628円
頁数・縦 349P 16cm

商品内容

要旨

静岡県の山中から白骨死体が発見された。遺留品から約二十年前に残留孤児の家族として移住してきた中国人女性「玲子」である可能性が高いと判断されたが、疑念を抱く静岡県警の中年刑事・沼田康一郎は彼女の足跡を追いかける。その一ヵ月後、大阪で起こった幼児誘拐事件。なんの脈絡もないとみられた二つの事件が、「玲子」の存在をきっかけに、交錯する。果たして「玲子」は生きているのか、白骨死体は誰なのか、誘拐事件の背景には何があるのか―。希望を胸に日本にやってきて、儚く漂う女たち。その切ない人生に、盛りを過ぎた中年刑事の想いが絡み合う。

おすすめコメント

中年刑事が追いかけた中国人女性の正体は?静岡県の山中で発見された白骨死体と大阪で起こった幼児誘拐事件。何の脈絡もない事件が、ひとりの中国人女性の存在で交錯する。日本にやってきて夢幻ように漂う女性の人生に、盛りを過ぎた中年刑事の想いが絡み合う

出版社・メーカーコメント

静岡県の山中から白骨死体が発見された。遺留品から約20年前に残留孤児の家族として移住してきた中国人女性「玲子」である可能性が高いと判断されたが、疑念を抱く静岡県警の中年刑事・沼田康一郎は彼女の足跡を追いかける。その1ヵ月後、大阪で起こった幼児誘拐事件。なんの脈絡もないとみられた2つの事件が、「玲子」の存在をきっかけに、交錯する。果たして「玲子」は生きているのか、白骨死体は誰なのか、誘拐事件の背景には何があるのか――。希望を胸に日本にやってきて、儚く漂う女たち。その切ない人生に、盛りを過ぎた中年刑事の想いが絡み合う。

著者紹介

大石 直紀 (オオイシ ナオキ)  
1958年静岡県生まれ。関西大学文学部卒業。98年『パレスチナから来た少女』で日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞し、作家デビュー。2003年『テロリストが夢見た桜』で第三回小学館文庫小説賞、06年『オブリビオン―忘却』で横溝正史ミステリー大賞テレビ東京賞を受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)