• 本

たき火をかこんだがらがらどん

小学館文庫 し2−5

出版社名 小学館
出版年月 2010年8月
ISBNコード 978-4-09-408535-8
4-09-408535-1
税込価格 702円
頁数・縦 375P 16cm

商品内容

要旨

少年時代から半世紀、飽くなき自遊人の軌跡がここにある。決定版エッセイ集。

目次

わが人生に銀座あり
風の中の女たちへ
味噌汁自治共和国
台風のおくりもの
記憶を集めて燃やしてしまう
こんな人々に出会った
自動執筆装置までの遠い道

出版社・メーカーコメント

行動派作家のすべてが楽しめる珠玉エッセイ集若き日の東京の記憶、家族や仲間と暮らしてたいろいろな家のこと、愛すべき本のこと、大好きなビールや麺や味噌汁のこと。そして旅のこと。日本のみならず、地球各所の驚くべき風景から、出会った人とのふれあいまで。行動し、書き、撮り続ける作家の30年がここにある。著者によれば「この本はこの二十年ぐらいのあいだに書いてきたエッセイをまとめたものである。読み返してみると自分でもとうに忘れていたけれど我ながら結構おもしろかったり、なかなか凄い体験をしてきたんだなオレは、などというものもあり、そのままチリガミ交換に出してしまうのも惜しい気がしたので、ここに晴れて一冊にまとめたというわけです」かつて同じ時代に生きた者が、忘れていた若き日の心と出会うことができるエピソードの数々。それは、単に懐かしいだけでなく、ちょっぴりほろ苦かったり、照れくさかったりで、それでもいい人生だったかもしれないと思わせてくれる。再び著者曰く「まあ、このような『わが人生の削りかす』のような、焚き火の燃料にしかならないような話が本になるのは一生に一度という気もする」──さあ、ビールでも飲みながら、あなたもこんな焚き火を一緒に囲みませんか?

著者紹介

椎名 誠 (シイナ マコト)  
作家・写真家。1944年生まれ。79年に『さらば国分寺書店のオババ』で作家デビュー、たちまちベストセラー入り。89年『犬の系譜』で吉川英治文学新人賞、90年に『アド・バード』で日本SF大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)