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「くも膜下出血」のすべて

小学館101新書 103

出版社名 小学館
出版年月 2011年2月
ISBNコード 978-4-09-825103-2
4-09-825103-5
税込価格 770円
頁数・縦 187P 18cm

商品内容

要旨

脳卒中の中でも、近年増加傾向にあるのがくも膜下出血だ。脳梗塞や脳出血が中高年や高齢者に発症することが多いのに対し、くも膜下出血は30代、40代の働き盛りにも容赦なく襲いかかる。原因となる脳動脈瘤は破裂するまでほとんど無症状のため、この病魔に襲われた人の約半数は、心の準備もできないまま激しい頭痛とともに突然の死を迎える。くも膜下出血のメカニズム、発症を招く危険因子や環境、最新治療法など、常識として知っておきたい「くも膜下出血のすべて」を脳神経外科の権威が解説する。

目次

序章 他人事ではない脳の病気
第1章 病魔の正体を知る
第2章 発症を招く危険因子と外部環境
第3章 もしも脳動脈瘤が破裂したら
第4章 未破裂脳動脈瘤をどうするか
第5章 知っておきたいその他の脳疾患
第6章 いざという時に備える
終章 信頼される脳外科医療を目指して

おすすめコメント

発作は月曜日の朝にやってくる!?2010年4月、プロ野球読売ジャイアンツの木村拓也コーチが37歳の若さでくも膜下出血により亡くなったのは記憶に新しい出来事です。脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)は血圧の高い高齢者に多い病気と思われていますが、その中でもくも膜下出血は近年増加傾向にあり、若い人でも発症します(女性は男性の約2倍)。脳動脈瘤が破裂して起こるくも膜下出血は、最初の出血で3分の2が死亡、または社会復帰できないほど重い症状が残ります。発症の前には頭痛などの前駆症状が起こりますが、睡眠不足で過労気味の現代サラリーマンは、そのサインを見逃すことが多いと言われています。 くも膜下出血で生死を分けるものは何なのか? 事前に発症を回避することはできないのか? リスクを減らすには何が効果的なのか? ――今注目されるくも膜下出血の基本情報と対策について、脳外科の専門医が分かりやすく語る「くも膜下出血のバイブル」です。

出版社・メーカーコメント

2010年4月、プロ野球読売ジャイアンツの木村拓也コーチが37歳の若さでくも膜下出血により亡くなったのは記憶に新しい出来事です。脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)は血圧の高い高齢者に多い病気と思われていますが、その中でもくも膜下出血は近年増加傾向にあり、若い人でも発症します(女性は男性の約2倍)。脳動脈瘤が破裂して起こるくも膜下出血は、最初の出血で3分の2が死亡、または社会復帰できないほど重い症状が残ります。発症の前には頭痛などの前駆症状が起こりますが、睡眠不足で過労気味の現代サラリーマンは、そのサインを見逃すことが多いと言われています。  くも膜下出血で生死を分けるものは何なのか? 事前に発症を回避することはできないのか? リスクを減らすには何が効果的なのか? ——今注目されるくも膜下出血の基本情報と対策について、脳外科の専門医が分かりやすく語る「くも膜下出血のバイブル」です。

著者紹介

堀 智勝 (ホリ トモカツ)  
1944年東京都生まれ。東京大学医学部医学科卒業。鳥取大学医学部教授、東京女子医科大学教授を歴任し、現在は森山記念病院名誉院長。専門は脳神経外科。日本脳卒中学会理事・専門医、日本脳神経外科学会、日本脳卒中の外科学会、日本てんかん学会などの名誉会員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)