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日本人の魂と新島八重

小学館101新書 151

出版社名 小学館
出版年月 2012年12月
ISBNコード 978-4-09-825151-3
4-09-825151-5
税込価格 814円
頁数・縦 237P 18cm

商品内容

要旨

幕末、戊辰戦争で会津藩は白虎隊はじめ多数の死者を出し大敗した。そのとき鶴ヶ城で砲撃を指揮し、スペンサー銃を抱えて戦った女傑がいた。後に同志社大学創設者・新島襄の妻となる八重である。新島八重は男尊女卑の明治の世で「ハンサムウーマン」として時代の魁となり、晩年は篤志看護婦として日清・日露戦争で活躍する。我が身に降りかかった逆境を恨まず、自らの務めを全うした八重。そして、敗戦後も国のために活躍する人材を輩出し続けた会津藩。その魂に熱く共感する櫻井よしこ氏が、彼らの生き方や教育から、日本人のあり方と日本再生のヒントを読み解く。

目次

序章 時代の変わり目を生き抜いた新島八重
第1章 八重を育んだ風土と日本人の魂
第2章 会津藩の人づくり
第3章 武士道と武家女性の生き方
第4章 新しい時代の始まり
第5章 社会に貢献した会津の群像
第6章 八重の生き方に学ぶ日本の再生

出版社・メーカーコメント

愛と義に生きた八重に学ぶ日本人のあり方 約150年前、戊辰戦争で会津藩は白虎隊はじめ多数の戦死者を出して敗れた。その時会津城に立てこもり、砲術を指揮し、7連発のスペンサー銃を取って戦った男まさりの女性がいた。敗戦後京に移り、アメリカ帰りの新島襄と結婚し、襄の同志社設立を支えた新島八重である。八重は男尊女卑の遺風が根強く残る明治の世の中で「ハンサムウーマン」として時代の魁となり、晩年は会津の仲間と篤志看護婦として日清、日露戦争時に活躍する。また女性茶道家として名を成す。八重の真の強さ、先進性、献身、チャレンジ精神、そしていくら過酷な敗戦にもめげなかった会津の人々に共感する櫻井よしこ氏が、会津魂と八重の人生から今の日本人が学ぶべき事々に思いを致す。

著者紹介

櫻井 よしこ (サクライ ヨシコ)  
新潟県長岡市出身。ハワイ州立大学歴史学部卒業。米紙「クリスチャン・サイエンス・モニター」東京支局員などを経て、80年より日本テレビ「きょうの出来事」キャスターを16年間務める。95年に『エイズ犯罪 血友病患者の悲劇』(中公文庫)で第26回大宅壮一ノンフィクション賞、98年に『日本の危機』(新潮文庫)など一連の言論活動で第46回菊池寛賞を受賞。07年12月にシンクタンク「国家基本問題研究所」を設立し、理事長として積極的に政策提言を発信している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)