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黒田官兵衛軍師の極意

小学館新書 182

出版社名 小学館
出版年月 2013年10月
ISBNコード 978-4-09-825182-7
4-09-825182-5
税込価格 814円
頁数・縦 252P 18cm

商品内容

要旨

豊臣秀吉の天下統一の原動力となった軍師・黒田官兵衛。生涯50余の戦で負けを知らなかったその極意は、誠実さ、自制心、相手を想う心、不殺の決意であった。信長を裏切った荒木村重を説得すべく有岡城に赴き、逆に1年間の過酷な幽閉を余儀なくされた官兵衛は、救出されてのち、私利私欲を捨て全体を見るという「調略の極意」に思い至ったのである。本書は、官兵衛の生き方を通して歴史の場面に軍師の実際を検証し、混迷の現代に人間らしく生き抜く智恵を探る。

目次

序章 戦国稀代の智将・黒田官兵衛の人となり
第1章 流浪する家系―時代の要望をいかに掴むか
第2章 小国の家老の家に生まれる―下積み時代をいかに過ごしたか
第3章 毛利か、織田か!?―先を見通す目
第4章 主人に裏切られ幽閉―逆境に強くなる叡智
第5章 中国大返し―ピンチをチャンスに変える

出版社・メーカーコメント

「生涯50余戦負け知らず」の理由 豊臣秀吉の天下統一の原動力となった軍師・黒田官兵衛。生涯50余の戦で負けを知らなかったその極意は、誠実さ、自制心、相手を思う心、不殺の決意であった。信長を裏切った荒木村重を説得すべく有岡城に赴き、逆に1年間の過酷な幽閉を余儀なくされた官兵衛は、救出されて後、私利私欲を捨て、全体を見るという「調略の極意」に思い至ったのである。その才能ゆえに主人・秀吉にまで畏れられながら、信長・秀吉・家康の戦国3英傑の時代を生き抜いた男の生涯と軍師としての実像を検証し、現代にも通じる、混迷の時代を人間らしく生き抜く智恵を明らかにする。【編集者からのおすすめ情報】 誠実さを旨とし、「人は殺すより使え」が官兵衛の信条でした。一方で、軍師として、武将として冷徹な決断を下さざるを得ない場合もあります。誠実さと冷酷さを併せ持った黒田官兵衛の興味深い人柄が、本書には生き生きと描かれています。

著者紹介

加来 耕三 (カク コウゾウ)  
歴史家・作家。1958年大阪市生まれ。奈良大学文学部史学科卒業。学究生活を経て、1984年より奈良大学文学部研究員。83年よりまた、歴史的に正しく評価されていない人物・組織の復権をテーマに著作活動を続ける。大学・企業の講師、テレビ・ラジオ等の番組監修、出演なども多く、明快でわかりやすい解説には定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)