
東京奇譚集
新潮文庫 む−5−26
出版社名 | 新潮社 |
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出版年月 | 2007年12月 |
ISBNコード |
978-4-10-100156-2
(4-10-100156-1) |
税込価格 | 693円 |
頁数・縦 | 246P 16cm |
書店レビュー
総合おすすめ度:
全1件
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日常に潜む非日常
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おすすめ度
- ブックス・キューブリック (福岡県福岡市中央区)
最新作『1Q84』は発行部数200万部を突破、世界各国でその作品が翻訳され、高い評価を受けている村上春樹ですが、話題となる長編小説もさることながら、短編小説もおすすめです。肉親や名前など、かけがえのないものを失った主人公たちに、突然降るようにやってくる偶然。運命の力を感じざるを得ないその偶然に、主人公とともにはっとさせられます。読み終わった後、どこか暖かい気持ちになれる、「村上春樹ってどうも苦手」という方にもおすすめしたい作品です。
(2014年2月25日)
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おすすめ度
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商品内容
要旨 |
肉親の失踪、理不尽な死別、名前の忘却…。大切なものを突然に奪われた人々が、都会の片隅で迷い込んだのは、偶然と驚きにみちた世界だった。孤独なピアノ調律師の心に兆した微かな光の行方を追う「偶然の旅人」。サーファーの息子を喪くした母の人生を描く「ハナレイ・ベイ」など、見慣れた世界の一瞬の盲点にかき消えたものたちの不可思議な運命を辿る5つの物語。 |
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おすすめコメント
どうしてこんなことが起こるのだろう。都市の隙間のあやしく底知れぬ世界へと導く5つの物語。肉親の失踪、理不尽な死別、名前の忘却……。大切なものを突然に奪われた人々が、都会の片隅で迷い込んだのは、偶然と驚きにみちた世界だった。孤独なピアノ調律師の心に兆した微かな光の行方を追う「偶然の旅人」。サーファーの息子を喪くした母の人生を描く「ハナレイ・ベイ」など、見慣れた世界の一瞬の盲点にかき消えたものたちの不可思議な運命を辿る5つの物語。