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黄色いマンション黒い猫

新潮文庫 こ−72−1

出版社名 新潮社
出版年月 2021年12月
ISBNコード 978-4-10-103421-8
4-10-103421-4
税込価格 649円
頁数・縦 199P 16cm

商品内容

要旨

原宿の黄色いマンションに住んでいたことがある。アイドルとして忙しかった私の青春は、原宿と共にあった。私にだって普通の日常があったのだ―家族のこと、秘密の恋、猫との日々、生と死…。変わり続ける街並みを見つめ、過去、現在、未来、さまざまな時間を行き来しながら大切な記憶を綴ったエッセイ。文庫化にあたり、「和田さんの今日子ちゃん」他1編を追加。講談社エッセイ賞受賞。

目次

黄色いマンション 黒い猫
スクーターズとチープ・トリック
リッチくんのバレンタイン
嵐の日も彼とならば
真剣に親権問題
ユミさんのお母ちゃん
夕暮れの保健室
彼女はどうだったんだろう?
原宿キッス
天使に会ったのだ
チャリン、チャリン、チャリン
海辺の町にて
ラブレター フロム
愛だの 恋だの
ただの思い出
飛行機の音 ラジカセの音
母と娘の喫茶店
あの男
懐古と感謝
彼女からの電話
ミカちゃん、ピテカン、そして…
あたしのロリポップ
雨の日の246
お化け怖い!
アキと春子と私の青春
渋滞〜そして人生考
ジョーゼットのワンピース
花や 庭や
団地のヌノタくん
ナンパの季節
四月某日の手記
続、生い立ちの記
逃避行、そして半世紀
和田さんの今日子ちゃん

出版社・メーカーコメント

ファンの人に家がバレて騒ぎになるたび引っ越していたアイドル時代、原宿の黄色いマンションに住んでいたことがある。私のはじけるような青春時代は、原宿と共にあったのだ――思春期、家族のこと、デビューのきっかけ、秘密のボーイフレンド、もう二度と会えない大切なひとたち……変わり続ける街並に懐かしい記憶を重ねて、小泉今日子が綴ったエッセイ集。文庫化にあたり、2編を追加収録。

著者紹介

小泉 今日子 (コイズミ キョウコ)  
1966(昭和41)年、神奈川県厚木市生れ。’82年「私の16才」で歌手デビュー。「なんてったってアイドル」「学園天国」「あなたに会えてよかった」「優しい雨」など数々のヒットを放つ。また、俳優としてドラマ、映画、舞台などで幅広く活躍。2015(平成27)年より代表を務める株式会社明後日では、プロデューサーとして舞台制作などを手掛ける。’05年から10年間、読売新聞で読書委員を務めるなど執筆の仕事も多く、エッセイ集『黄色いマンション 黒い猫』で’17年講談社エッセイ賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)