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江戸の組織人

新潮文庫 や−51−3

出版社名 新潮社
出版年月 2008年10月
ISBNコード 978-4-10-116444-1
4-10-116444-4
税込価格 482円
頁数・縦 300P 16cm

商品内容

要旨

江戸時代の武士たちも、一人一人は幕府という巨大機構の歯車の一つに過ぎなかった。そこには、現代と同じく薄給に泣き、格差に憤り、組織の論理に圧迫される人間の姿がある。時代劇などで身近な町奉行所から江戸城中のエリートである目付たち、そして御庭番や大奥まで、幕府の現場組織の実態と人間関係をつぶさに検証。組織人として生きる江戸の人人の処世と喜怒哀楽を解き明かす。

目次

第1章 武士という名の組織人
第2章 大江戸治安機関の組織人
第3章 財政・出先機関の組織人
第4章 江戸城内の組織人
第5章 処遇と処世の組織論
第6章 組織人としての田沼意次―出世と組織の関係を考える

著者紹介

山本 博文 (ヤマモト ヒロフミ)  
1957(昭和32)年、岡山県生まれ。東京大学文学部を卒業後、同大学院を経て、’82年に東京大学史料編纂所へ入所。現在、教授。文学博士。『江戸お留守居役の日記』で、日本エッセイスト・クラブ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)