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母の味、だいたい伝授

新潮文庫 あ−50−10

出版社名 新潮社
出版年月 2025年11月
ISBNコード 978-4-10-118460-9
4-10-118460-7
税込価格 649円
頁数・縦 250P 16cm

商品内容

要旨

カレーパーティの数ヶ月後、母は帰らぬ人となった。おいしいと言ってくれたのに。クリームコロッケ、オックステールシチュー、鶏飯…母の味は「だいたいこんな感じ?」にしか再現できないけど、それも伝授の妙味かな。ミイラ食材を同居人に食べさせて動向を静かに見守ったりもする。少々危険かもしれないけど大丈夫。ま、生きているしね。食欲と好奇心と笑いに満ちた日々を綴るエッセイ。

目次

飯炊き蟄居
生ハム濃厚接触事件
献立楽屋
免疫カレー
ウチ寿司
母サラダ
掟破り
帰ってきた鶏飯
小さな雑菌
味噌汁の道
朝夜交換記
ウチ外食
根っこ、茎っこ、捨てない葉
お手元バナナ
オートミールで朝食を
暴れん坊納豆
頗るつきの美味まで
アラウンド ザ 中華
牡蛎ニモ負ケズ
やっぱり牡蛎が好き
モチモチしよう
キーウの音色
だいたい伝授
本場への旅
リモート葬儀〓末記

出版社・メーカーコメント

カレーパーティーの数ヶ月後、母は帰らぬ人となった。おいしいと言ってくれたのに。クリームコロッケ、オックステールシチュー、鶏飯……母の味は「だいたいこんな感じ?」にしか再現できないけど、それも伝授の妙味かな。ミイラ食材を同居人に食べさせて動向を静かに見守ったりもする。少々危険かもしれないけど大丈夫。ま、生きているしね。食欲と好奇心と笑いに満ちた日々を綴るエッセイ。

著者紹介

阿川 佐和子 (アガワ サワコ)  
1953(昭和28)年、東京生れ。慶應義塾大学卒。報道番組のキャスターを務めた後に渡米。帰国後、エッセイスト、小説家として活躍。『ああ言えばこう食う』(檀ふみとの共著)で講談社エッセイ賞、『ウメ子』で坪田譲治文学賞、『婚約のあとで』で島清恋愛文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)