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闇市

新潮文庫 も−43−1

出版社名 新潮社
出版年月 2018年8月
ISBNコード 978-4-10-121536-5
4-10-121536-7
税込価格 737円
頁数・縦 407P 16cm

商品内容

要旨

一枚の百円紙幣が語り手となり、闇屋、陸軍大尉などを転々としながら見た欲と情の光景を綴る太宰治「貨幣」。会社の命令で闇食糧の調達に奔走し、その最中に逮捕された朝鮮人の悲惨な運命を描く鄭承博「裸の捕虜」。平凡な会社員が電車内での突発事から闇屋として生き抜くことに目覚める梅崎春生「蜆」―終戦時の日本人に不可欠だった違法空間・闇市。その異様な魅力を伝える名短篇11作を収録。

著者紹介

モラスキー,マイク (モラスキー,マイク)   Molasky,Michael
1956年、米国セントルイス市生れ。シカゴ大学大学院東アジア言語文明学研究科博士課程修了(日本文学で博士号)。ミネソタ大学、一橋大学教授を歴任、現在は早稲田大学国際教養学部教授。日本の戦後文化およびジャズ音楽を主に研究。落語、将棋、居酒屋などの日本文化に造詣が深い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)