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畏るべき昭和天皇

新潮文庫 ま−35−2

出版社名 新潮社
出版年月 2011年1月
ISBNコード 978-4-10-128732-4
4-10-128732-5
税込価格 692円
頁数・縦 422P 16cm

商品内容

要旨

代表的日本人100人を選ぶ座談会で、昭和天皇を「畏るべし」と評した著者。二・二六事件、第二次世界大戦を経験した人物は、如何なる思いでその座に就いていたのか。北一輝との関係、「あっ、そう」に込められた意味、「天皇陛下万歳」と死んでいった三島由紀夫への思いなど、今なおベールに包まれた素顔を探る。日本人の根柢をなす、天皇制の本質にまで言及した、著者渾身の論攷。

目次

記憶の王
“御聖断”とは、何か
もう一つの“御聖断”
大東亜戦争と国際法
「カゴの鳥」からの脱却
天皇の「私の心」
立憲君主の激怒
「統帥権干犯」問題
天皇の戦争責任その一 近衛との確執
天皇の戦争責任その二 「常なる心(コモンセンス)」
天皇の戦争責任その三 陸軍を抑える最後のチャンス
天皇制下の民主主義その一 敗戦前後
天皇制下の民主主義その二 外の文明を受け入れつつ
天皇制下の民主主義その三 マッカーサーを押し返す
権力の彼方へ

著者紹介

松本 健一 (マツモト ケンイチ)  
1946(昭和21)年群馬県生れ。作家、評論家。東京大学経済学部卒。現在、麗澤大学教授。評論、評伝、小説など多方面で執筆する。『評伝 北一輝』等で、2005(平成17)年度の司馬遼太郎賞と毎日出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)