• 本

英国機密ファイルの昭和天皇

新潮文庫 と−20−1

出版社名 新潮社
出版年月 2009年11月
ISBNコード 978-4-10-129181-9
4-10-129181-0
税込価格 524円
頁数・縦 312P 16cm

商品内容

要旨

世界帝国維持のため、インテリジェンスを駆使するイギリスは、アジアの新興国家・日本をも標的にしていた。とりわけ彼らが注目したのが、天皇ヒロヒトだ。その名代として対英米戦回避を図った吉田茂、白洲次郎らの動きから、戦後の天皇退位計画、カトリック改宗説、皇室の資産隠匿疑惑まで、ロンドンに眠っていた英国機密文書をひもとき、現代史の闇を照射するノンフィクション。

目次

プロローグ 白洲次郎の涙
第1部 戦前編(二重戦略―秩父宮留学の裏で
秘密交渉―吉田茂の「示唆」
日英緊迫―天皇の懇願
反逆大使―戻らない針
豪腕首相―切り捨てられた日本)
第2部 戦後編(皇室危機―資産隠匿疑惑
天皇改宗―ローマの触手
退位計画―英米の鍔迫り合い
皇太子攻略―家庭教師派遣に固執した英国)
エピローグ 皇居を見据えるユニオン・ジャック
附章 駐日英国大使クレーギー、孤高の闘い

著者紹介

徳本 栄一郎 (トクモト エイイチロウ)  
1963(昭和38)年、佐賀県生れ。英国ロイター通信特派員を経て、ジャーナリストとして活躍。国際政治・経済を主なテーマに取材・執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)