• 本

片眼の猿

新潮文庫 み-40-2

出版社名 新潮社
出版年月 2009年7月
ISBNコード 978-4-10-135552-8
4-10-135552-5
税込価格 649円
頁数・縦 350P 16cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全3件

  • 「片眼」の「猿」とは何なのか?絡み合う伏線がほどけた時・・・そこに浮かび上がってくるのは,「極上のミステリー」と「著者からのメッセージ」・・・騙されてみませんか?

    (2013年9月30日)

  • 展開が気になって途中でやめられません

    この小説のタイトルの意味、読んでみてよくわかりました!
    道尾さんの作品はテンポがよく、「ぷっ」と吹き出してしまうとこ、この先どーなるの!?早く読みたいと思わせるのがさすがです。
    登場人物もキャラがあり、読んだあとは「じーん」ときます。
    おすすめです!!

    (2009年10月8日)

  • SFでなくホラーでもなく、ミステリです

    「向日葵の咲かない夏」での嫌悪感や気持ち悪さなどが薄まり非常に読みやすい。しかし扱っているテーマは、非常に重く、すごく深い。
    また今回も驚きの結末で見事に騙されました。伏線の回収具合も絶妙。まずは明らかになる真相に驚いてください。冬絵がサングラスを外せない理由に激しい胸の痛みを感じた。自分も似た理由で眼鏡を未だ外せない。三梨たちは、すべてを受け入れて、前向きに生きて、自他の身体的特徴を気にせず人をただ「人」だと感じている。簡単そうで、そうでない感覚。私も持ちたい…そのために、まずは自分の弱さを受け入れることから始めたい。ミステリだけど、それだけでない何かがある、私にとって非常に深い1冊。(高)

    (2009年7月29日)

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商品内容

要旨

盗聴専門の探偵、それが俺の職業だ。目下の仕事は産業スパイを洗い出すこと。楽器メーカーからの依頼でライバル社の調査を続けるうちに、冬絵の存在を知った。同業者だった彼女をスカウトし、チームプレイで核心に迫ろうとしていた矢先に殺人事件が起きる。俺たちは否応なしに、その渦中に巻き込まれていった。謎、そして…。ソウルと技巧が絶妙なハーモニーを奏でる長編ミステリ。

おすすめコメント

「向日葵の咲かない夏」で大ブレイク。盗聴専門の私立探偵が遭遇した「事件」。道尾秀介を信じるな!道尾秀介を信じろ!盗聴専門の探偵、それが俺の職業だ。目下の仕事は産業スパイを洗い出すこと。楽器メーカーからの依頼でライバル社の調査を続けるうちに、冬絵の存在を知った。同業者だった彼女をスカウトし、チームプレイで核心に迫ろうとしていた矢先に殺人事件が起きる。俺たちは否応なしに、その渦中に巻き込まれていった。謎、そして……。ソウルと技巧が絶妙なハーモニーを奏でる長編ミステリ。