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緋色の研究

改版

新潮文庫 ト−3−5 シャーロック・ホームズシリーズ

出版社名 新潮社
出版年月 2010年1月
ISBNコード 978-4-10-213405-4
4-10-213405-0
税込価格 605円
頁数・縦 242P 16cm
シリーズ名 緋色の研究

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • この本は短編に比べるとちょっと毛色が違います。
    ホームズの出番が少ないです。
    まずしょっぱなから、ワトソンの従軍経験がつらつらと綴られているのです。
    でも、これ重要!ここでホームズとワトソンの出逢いの経緯が明らかになるのです。

    空き家で起きた殺人事件。現場に落ちていた金色の指輪。
    ここからホームズの推理がスタートするのですが、
    うーん、、やっぱりホームズの活躍はちょっと少ないかも。
    途中で事件の発端となる物語が挿入されているのですが、これもあまりホームズって感じがしません。
    ホームズ好きには物足りないかもしれないのですが、冒頭のワトソンの略歴にしろ、途中の物語にしろ、
    「骨太」って感じがして、面白いです。
    言い方が変だけど、「ホームズ」という先入観無しにドイルの作品を読めるという感じで、
    ホームズ以外も読んでみたい、、、と思いました。

    (2016年12月21日)

商品内容

要旨

文学の知識―皆無、哲学の知識―皆無。毒物に通暁し、古今の犯罪を知悉し、ヴァイオリンを巧みに奏する特異な人物シャーロック・ホームズが初めて世に出た、探偵小説の記念碑的作品。ワトスンとホームズの出会いから、空家で発見された外傷のないアメリカ人の死体、そして第二の死体の発見…と、息つく間もなく事件が展開し、ホームズの超人的な推理力が発揮される。

著者紹介

ドイル,コナン (ドイル,コナン)   Doyle,Arthur Conan
1859‐1930。アイルランド人の役人の子として、スコットランドのエディンバラに生れる。エディンバラ大学の医学部を卒業し、ロンドンで開業するが、家計の足しにするために文筆に手を染める。『緋色の研究』(1887)を皮切りに次々と発表された私立探偵シャーロック・ホームズと友人ワトスン博士を主人公とする一連の作品は世界的大人気を博し、「シャーロッキアン」と呼ばれる熱狂的ファンが今なお跡を絶たない
延原 謙 (ノブハラ ケン)  
1892‐1977。岡山県生れ。早稲田大学卒。逓信省電気試験所勤務の後、「新青年」(博文館)「雄鶏通信」(雄鶏社)編集長を務める。のち、翻訳に専念、コナン・ドイルを始め英米推理小説の翻訳多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)