忍びの国
出版社名 | 新潮社 |
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出版年月 | 2008年5月 |
ISBNコード |
978-4-10-306881-5
(4-10-306881-7) |
税込価格 | 1,650円 |
頁数・縦 | 277P 20cm |
書店レビュー
総合おすすめ度:
全1件
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忍者ってどこか人間離れしているイメージ
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おすすめ度
- すぐじ書店 (長野県長野市)
忍者ってどこか人間離れしているイメージがあったけど、この本を読んで、なんて事はない、かなり、いやとてつもなく身体能力は高いけれど人間は人間。しかも泥臭く銭が大好きな人達であるということがよくわかりました。講釈はともかくとして、内容は伊賀の忍者VS織田軍という想像するだけでもドキドキしてしまう戦のお話なんですが、和田竜ワールドに前作「のぼうの城」ですっかりはまってしまった私は本作も仕事そっちのけでどっぷりと浸かりました。読後、何十年かぶりに戸隠忍者村にでも遊びにいこうかと思ってます。手裏剣飛ばして、池をでかい草履みたいので渡って、あんなことやこんなこと・・・。
(2008年8月2日)
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商品内容
要旨 |
伊賀一の忍び、無門は西国からさらってきた侍大将の娘、お国の尻に敷かれ、忍び働きを怠けていた。主から示された百文の小銭欲しさに二年ぶりに敵の伊賀者を殺める。そこには「天正伊賀の乱」に導く謀略が張り巡らされていた。史実に基づく壮大なドラマ、われらの時代の歴史小説。 |
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出版社 商品紹介 |
自らの欲のみに生き、他人を踏みにじる、人でなしの集団=伊賀忍びvs織田軍の壮絶な戦いと純愛。『のぼうの城』の超大型新人が放つ、面白すぎる傑作長編。 |
おすすめコメント
俺たちは、何も信じちゃいない。『のぼうの城』で大ブレイク、超弩級新鋭の第二作! 人間離れした技ばかりが、忍びの術ではない。親兄弟すら欺き、ひたすら出し抜くこと。でなければ、生き残れぬ。戦国大名不在の国、伊賀国に織田軍一万余が攻め込んだ。「その腕、絶人の域」と言われる忍びの無門は想い女のお国を連れて敵前逃亡をはかるが……。歴史時代小説の枠を超えた面白さと圧倒的な感動に包まれる傑作長篇。