• 本

乙女の密告

出版社名 新潮社
出版年月 2010年7月
ISBNコード 978-4-10-327661-6
4-10-327661-4
税込価格 1,320円
頁数・縦 121P 20cm

商品内容

文学賞情報

2010年 第143回 芥川賞受賞

要旨

京都の大学で、『アンネの日記』を教材にドイツ語を学ぶ乙女たち。日本式の努力と根性を愛するバッハマン教授のもと、スピーチコンテストに向け、「一九四四年四月九日、日曜日の夜」の暗記に励んでいる。ところがある日、教授と女学生の間に黒い噂が流れ…。(わたしは密告される。必ず密告される)―第143回芥川賞受賞。

出版社・メーカーコメント

京都の大学で、『アンネの日記』を教材にドイツ語を学ぶ乙女たち。日本式の努力と根性を愛するバッハマン教授のもと、スピーチコンテストに向け、「一九四四年四月九日、日曜日の夜」の暗記に励んでいる。ところがある日、教授と女学生の間に黒い噂が流れ……。真実とは乙女にとって禁断の果実だった。言葉とアイデンティティの問題をユーモア交えて描く芥川賞受賞作。

著者紹介

赤染 晶子 (アカゾメ アキコ)  
1974年京都府舞鶴市生まれ。京都外国語大学卒業、北海道大学大学院博士課程中退。2004年、「初子さん」で第99回文學界新人賞を受賞しデビューした。2010年「乙女の密告」で第143回芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)