• 本

わたしの美しい戦場

出版社名 新潮社
出版年月 2025年7月
ISBNコード 978-4-10-356391-4
4-10-356391-5
税込価格 1,980円
頁数・縦 183P 20cm

商品内容

要旨

ぶどう畑に囲まれた築130年の古民家を買い、宿のオーナーシェフとなった著者。「はじまりの12か月」をみずみずしく綴る、短編映画のようなエッセイ。著者が山梨で営む小さな宿《遠矢山房》には全国から人が訪れる。なんてことない顔をして、みんな大した人生を生きている―。四季と人生を深く味わう12章。

目次

十月 あの障子、最高だね
十一月 柿の尻をもむ
十二月 温泉街の大喧嘩
一月 太陽が照らす者
二月 梅の涙
三月 畳の目ひとつの春
四月 山に星座を探す
五月 野良のアリア
六月 デコルテの北斗七星
七月 口紅、夕立、蛍袋
八月 百の顔で土に生きる
九月 読めないハガキ

出版社・メーカーコメント

美味しいものと人を結ぶ。それがわたしの仕事だ。深くあたたかい随想録。美しい色。美しい香り。時間をかけ心を尽くして旬を集めることは、わたしの生活そのものだ−−。知らない土地に古民家を買って宿のオーナーシェフとなり、各地から訪れる人をもてなすようになった著者。春はふきのとうを摘み、竹の子を掘る。夏は草を刈って桃をかじる。秋は柿を干して鹿肉を焼き、冬は薪を割って柚子を蒸す。12か月の味わい深い物語。

著者紹介

寿木 けい (スズキ ケイ)  
エッセイスト。大学卒業後、編集者として働きながら執筆活動を始める。2023年に遠矢山房(山梨市)を開業。薪割りから室礼、調理まですべてを手がける。富山県礪波市出身。ふたりの子供と甲斐犬と暮らす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)