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おやじはニーチェ 認知症の父と過ごした436日

出版社名 新潮社
出版年月 2023年1月
ISBNコード 978-4-10-473807-6
4-10-473807-7
税込価格 1,815円
頁数・縦 286P 20cm

商品内容

要旨

まるで哲学者のように話す父は、ボケているのか、とぼけているのか。とまどい、怒り、そして笑い合った日々。小林秀雄賞作家が綴る介護の記録。

目次

みんなで認知症
「もの」ではなく「こと」
「ある」のありさま
回帰する時間
どっちがどっち?
劇的なる宿命
大丈夫ではありません
愛におののく
父と「チチ」
自由の刑に処す
甘えちゃダメなのか
びっくりする出会い

出版社・メーカーコメント

覚えていなくても、変わってしまっても、おやじはおやじ。突然怒り、取り繕い、身近なことを忘れる。変わっていく認知症の父に、60男は戸惑うが、周囲の人の助けも借りて、新しい環境に向き合っていく。結局、おやじはおやじなんだ。時に父と笑い合いながら、亡くなるまでの日々を過ごす。「健忘があるから、幸福も希望もあるのだ」という哲学者ニーチェの至言に背中を押されながら。

著者紹介

〓橋 秀実 (タカハシ ヒデミネ)  
1961年横浜市生まれ。東京外国語大学モンゴル語学科卒業。テレビ番組制作会社を経て、ノンフィクション作家に。『ご先祖様はどちら様』で第10回小林秀雄賞、『「弱くても勝てます」開成高校野球部のセオリー』で第23回ミズノスポーツライター賞優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)