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庭と日本人

新潮新書 246

出版社名 新潮社
出版年月 2008年1月
ISBNコード 978-4-10-610246-2
4-10-610246-3
税込価格 748円
頁数・縦 206P 18cm

商品内容

要旨

縄文のストーンサークルも浄土庭園も、はたまた枯山水も京町家の坪庭も、日本の庭にはすべて魂(タマ)すなわちオーラがある。現代日本人をも魅了してやまない数々の名庭もまた、西洋の庭園とは異なり、ただ美しく快適なだけではない。それらは時代ごとの理想を体現し、日本人の精神の歴史をもの語る―。桂離宮や御所をはじめ、有名無名とりまぜた京都の庭めぐりを通じて読み解く「庭の日本文化論」。

目次

1 ストーンサークル―太陽をのぞむ
2 白砂―アマツカミをまつる
3 神泉―神々とあそぶ
4 宝池―極楽浄土をつくる
5 枯山水―仏をおがむ
6 露地―月をみる
7 借景垣―野をいだく
8 回遊路―名所をあるく
9 前栽―祖霊をまねく

著者紹介

上田 篤 (ウエダ アツシ)  
1930(昭和5)年大阪市生まれ。建築学者、建築家。建設省技官を経て、京都大学。大阪大学・京都精華大学の教授をつとめる。建築設計作品に「大阪万博お祭り広場」「倉敷市橋の博物館」ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)