• 本

お酒の経済学 日本酒のグローバル化からサワーの躍進まで

中公新書 2599

出版社名 中央公論新社
出版年月 2020年7月
ISBNコード 978-4-12-102599-9
4-12-102599-7
税込価格 902円
頁数・縦 198P 18cm

商品内容

要旨

日本のお酒をめぐる環境が激変している。日本酒からビール、焼酎と主役が交代しつつ消費は伸びてきたが、1990年代半ばにピークを迎えた。その後はデフレ下で「第3のビール」やサワーが躍進する一方、クラフトビールや純米大吟醸酒も人気を集める。さらに、日本酒やウイスキーは海外から高く評価され、輸出が急増している。日本のお酒が抱える課題と可能性とは。経済学と経営学の最新の研究成果から解き明かす。

目次

第1章 日本のお酒の現在
第2章 日本酒―伝統と革新
第3章 ビール―「新ジャンル」と「クラフト」との狭間で
第4章 ウイスキー―国内外人気の光と影
第5章 焼酎―三度のブームと停滞する現状
第6章 グローバル化―現状と課題
終章 日本のお酒はこれからどうなるか

おすすめコメント

日本のお酒をめぐる環境が激変している。日本酒からビール、焼酎と主役が入れ替わりつつ一貫して消費が伸びてきたが、1990年代半ばをピークに減少に転じた。その後はデフレ下で新ジャンルやサワーが躍進する一方、クラフトビールや純米大吟醸なども人気を集める。また、日本酒やウイスキーは海外から高く評価され、輸出が急増している。日本の酒類が抱える課題とは、可能性とは。経済学と経営学の最新の研究成果を踏まえて読み解く。

著者紹介

都留 康 (ツル ツヨシ)  
1954年、福岡県生まれ。82年、一橋大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学(経済学博士)。同年、一橋大学経済研究所講師、85年、同助教授、95年、同教授。現在、同客員教授、一橋大学名誉教授、新潟大学日本酒学センター非常勤講師。2016年に英語論文でEmerald Literati Network Awards for Excellence受賞。著書『製品アーキテクチャと人材マネジメント―中国・韓国との比較からみた日本』(岩波書店、2018年、第3回進化経済学会賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)