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福祉と正義

出版社名 東京大学出版会
出版年月 2008年12月
ISBNコード 978-4-13-010110-3
4-13-010110-2
税込価格 3,080円
頁数・縦 299,8P 20cm

商品内容

要旨

本書は経済学の落とし子です。ただし、福祉はひとの善き在りよう(well‐being)の実現を希求し、正義はその実現のあり方を問います。福祉と正義は、エコノミック・シンキング(経済学的思考)のさらなる展開と、その細心かつ大胆な転回を要求するでしょう。

目次

アマルティア・セン―近代経済学の革命家
1 個人の権利と公共性(民主主義と社会的正義―公共的理性の到達地点
“自由への権利”再考)
2 正義の条件―義務と相互性(帰結的評価と実践理性
正義と公共的相互性―公的扶助の根拠)
3 正義の位相(開かれた不偏性と閉ざされた不偏性
ローカル正義・グローバル正義・世代間正義)
福祉と正義

出版社
商品紹介

A・センの未邦訳論考3本とそれに対する後藤論文が〈福祉〉と〈正義〉との間に対話を生成。新たな正義論の構想を展望する。

著者紹介

セン,アマルティア (セン,アマルティア)   Sen,Amartya K.
1933年生まれ。1959年ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジで博士学位取得。現在、ハーバード大学哲学・経済学教授、東京大学名誉博士。エコノメトリック・ソサエティ会長、アメリカ経済学会会長、国際経済学会会長などを歴任
後藤 玲子 (ゴトウ レイコ)  
1958年生まれ、1998年一橋大学大学院経済学研究科理論経済学専攻博士課程修了。博士(経済学)。現在、立命館大学大学院先端総合学術研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)