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私を通りすぎたスパイたち

出版社名 文藝春秋
出版年月 2016年3月
ISBNコード 978-4-16-390427-6
4-16-390427-1
税込価格 1,620円
頁数・縦 278P 20cm

商品内容

要旨

戦後警察庁のキャリア二期生として日本のインテリジェンスをつくりあげた著者が初めて明かすスパイたちの素顔。「佐々メモ」最後の未公開部分!

目次

はじめに 私とスパイたちとの関わりを書く
第1章 父弘雄とスパイゾルゲはいかに関係したか
第2章 スパイ・キャッチャーだった私
第3章 日本の外事警察を創る
第4章 彼は二重スパイだったのか?
第5章 ハニー・トラップの実際
第6章 私を通りすぎた「スパイ本」たち
おわりに 一九六三年の危惧

おすすめコメント

ゾルゲ、ラストボロフ、レフチェンコ、瀬島龍三、秘密メモ全公開 日本に侵入した様々なスパイたちの捜査秘話を含め、自らがアメリカでスパイ特訓を密かに受け、時にはスパイを操った事実を初告白。はじめに 私とスパイたちとの関わりを書く 第一章 父弘雄とスパイゾルゲはいかに関係したか 小学生の時から、ゾルゲ事件で逮捕され処刑された、あの「尾崎秀実」を間近に観察し、父が連座して特高に逮捕されるかもしれないと怯えた日々……。戦後、警察官になったとたんにラストボロフ事件が発覚し捜査にも協力。香港では台湾系スパイを運用するかたわら英国MI5に監視される。その姉妹組織MI6のスパイでもあった作家フォーサイスと知り合えば、作中、実名で登場する羽目に……。佐々流の波瀾万丈のノンフィクション・スパイ・ストーリーの開幕─。第二章 スパイ・キャッチャーだった私 一流のスパイ・キャッチャーになるために、秘密裡にアメリカに「留学」。ジョージタウン大学の聴講生という触れ込みだったが、実際は、CIAやFBI仕込みの猛特訓を受ける日々。ピストルの撃ち方、スパイの尾行や追跡のノウハウから、警官ならではの俗語の使い方やら、見るもの聞くものすべてを実地で学ぶ研鑽の日々だった。唯一、ハニー・トラップに関する講義はあったものの、その誘惑に打ち勝つための実地研修がなかったことが心残りだったが……。第三章 日本の外事警察を創る 戦前の治安維持法、治安警察法、国防保安法などがGHQの命令のもと、一気に廃止された。父への弾圧を思えば、喜ばしい限りだったが、あまりの行き過ぎはかえって、日本の治安の混乱を招いた。それを見て、「治安回復(ピース・メーカー)」こそ、自分の人生をかけてやるべき仕事だと思い、独立後復活したばかりの「警察三級職試験」を受け合格し、キャリア警察官としてスタートを切った。だが、まずはエロフィルムの摘発。エロショーが最高潮というときに立ち上がって「そのまま動くな! 警視庁の風紀係猥褻班だ!」なんて叫ぶ羽目に。スパイ相手に、「そのまま動くな! FBIだ」と名乗るアメリカのようにはなかなかいかない……。日本の外事警察建て直しまでの長い道のりが始まった。 ほか

著者紹介

佐々 淳行 (サッサ アツユキ)  
1930年東京生まれ。東京大学法学部卒業後、国家地方警察本部(現警察庁)に入庁。「東大安田講堂事件」「連合赤軍あさま山荘事件」等に警備幕僚長として危機管理に携わる。86年より初代内閣安全保障室長をつとめ、89年昭和天皇大喪の礼警備を最後に退官。2000年、第四八回菊池寛賞を受賞。2001年、勲二等旭日重光章受章。著書に『東大落城』(文藝春秋読者賞受賞、文春文庫)等がある。文筆、講演、テレビ出演と幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)