ダンシング・マザー
出版社名 | 文藝春秋 |
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出版年月 | 2018年11月 |
ISBNコード |
978-4-16-390933-2
(4-16-390933-8) |
税込価格 | 1,815円 |
頁数・縦 | 261P 20cm |
商品内容
要旨 |
あの衝撃の自伝小説「ファザーファッカー」から25年―毒母降臨!あの時、母は何を考えていたのか。少女を追い詰めた養父の虐待を、いま、母の視点から描いた衝撃の問題作。 |
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出版社・メーカーコメント
鬼母降臨ーー。 あの衝撃のベストセラー「ファザーファッカー」。 義父に犯される少女の視点から描かれた、筆者の自伝的作品から25年、 同じテーマを、今度は娘を自分の男の魔手にゆだねる母親の視点から描く。 昭和10年、九州のとある町で生まれた主人公・逸子は、ダンスホールで知り合った男と、得意なダンスで生きるべく、長崎に出る。 ところが、過酷な現実生活に追われ、2人の娘を得るも、 早々に男との結婚生活は破綻。ホステスとして働いていた キャバレーで知り合った新しい男との同棲生活に入るが、 あらたな生活にふたたび過酷な試練が襲う。 長女・静子の成長とともに、男の視線と関心は逸子から離れていく。 異常な熱意を静子に寄せる男への愛情なのか嫉妬なのか、 逸子は娘を男の毒牙にゆだねてしまう。 ーー母はなぜあんなことをしたのか。 そのときの母の年をはるかに越え、自身が母となったからこそ、 みえてくるものとは。 内田春菊が描く、自身の生をとらえなおす凄絶かつ渾身の一作!