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サリンジャー戦記 翻訳夜話 2

文春新書 330

出版社名 文藝春秋
出版年月 2003年7月
ISBNコード 978-4-16-660330-5
4-16-660330-2
税込価格 880円
頁数・縦 247P 18cm

商品内容

要旨

サリンジャー『キャッチャー・イン・ザ・ライ』の新訳を果たした村上春樹が、翻訳仲間の柴田元幸と共にその魅力、謎、すべてを語り尽くす。ホールデン少年が語りかける「君」とはいったい誰なのか?村上が小説の魔術(マジック)を明かせば、柴田はホールデン語で、アメリカ文学の流れのなかの『キャッチャー』を語ってのける。永遠の青春文学の怖さ、ほんとうの面白さがわかる決定版です。「幻の訳者解説」併録。

目次

ライ麦畑の翻訳者たち―まえがきにかえて(村上春樹)
対話1 ホールデンはサリンジャーなのか?(「君」ってだれだ?
地獄めぐり
「あれよあれよ」と ほか)
対話2 『キャッチャー』は謎に満ちている(アントリーニ先生再び
ホールデンと少年カフカ
ハック・フィン、カポーティ、フィッツジェラルド ほか)
『キャッチャー・イン・ザ・ライ』訳者解説(村上春樹)
Call Me Holden(柴田元幸)

おすすめコメント

サリンジャー『キャッチャー・イン・ザ・ライ』の新訳を果たした村上春樹が盟友・柴田元幸と、その魅力・謎・真実の全てを語り明かす! 永遠の青春文学、J・D・サリンジャー『キャッチャー・イン・ザ・ライ』の新訳を果たした村上春樹が翻訳の「盟友」柴田元幸とともに、その魅力と真実、新訳の「目玉」、小説作法のあり方、さらには特異な作家サリンジャーその人についてまで、縦横に語り尽くす。ホールデンが語りかける「君」とは誰か?小説のエンディングは何を意味するのか?〈『キャッチャー』の謎〉の全てがここにあります。訳書に収録できなかった「幻の訳者解説」も併録!

著者紹介

村上 春樹 (ムラカミ ハルキ)  
1949年京都府生まれ。79年『風の歌を聴け』でデビュー
柴田 元幸 (シバタ モトユキ)  
1954年東京都生まれ。東京大学文学部助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)