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いつでもクビ切り社会 「エイジフリー」の罠

文春新書 693

出版社名 文藝春秋
出版年月 2009年4月
ISBNコード 978-4-16-660693-1
4-16-660693-X
税込価格 825円
頁数・縦 219P 18cm

商品内容

要旨

米国発「年齢差別から能力本位へ」の美名の下、議論なきまま「定年制廃止」が進む。日本型雇用がどう変わるか。どう備えるべきか。

目次

第1章 エイジフリー社会がやってくる
第2章 定年制とエイジフリー
第3章 募集・採用とエイジフリー
第4章 諸外国のエイジフリー政策
第5章 「いつでもクビ切り社会」でよいのか
第6章 「いつでも無礼講社会」でよいのか
第7章 エイジフリー政策のあり方
第8章 エイジフリー社会に備える

おすすめコメント

アメリカ発「年齢差別撤廃(エイジフリー)」の美名の下、雇用の世界では採用時年齢制限禁止とともに、「定年制廃止」が進んでいます。高齢社会により高齢者の発言権が増した結果でもありますが、これにより(1)高齢社員の既得権を温存する一方、若者雇用を阻害するとともに、(2)年齢で解雇できない以上、正社員であっても「能力」という名目でいつでもクビ切りできるようになるのです。年功序列という日本型セイフティーネットまでが失われた社会にどう備えるべきかを論じます。

著者紹介

森戸 英幸 (モリト ヒデユキ)  
1965年千葉県生まれ。上智大学法学部・法科大学院教授。東京大学法学部卒業。東京大学法学部助手、成蹊大学法学部助教授、ハーバード大学ロー・スクール客員研究員、成蹊大学法科大学院教授などを経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)