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歎異抄救いのことば

文春新書 1283

出版社名 文藝春秋
出版年月 2020年10月
ISBNコード 978-4-16-661283-3
4-16-661283-2
税込価格 1,122円
頁数・縦 311P 18cm

商品内容

要旨

司馬遼太郎は「無人島にたった一冊だけ本を持っていくなら、『歎異抄』だ」と言った。梅原猛は高校時代にこの書を読んで救われた。なぜ『歎異抄』は読み継がれるのか、なぜ近代知性を惹きつけてやまないのか―。『歎異抄』の思想を徹底して解説する。

目次

第1章 『歎異抄』を読んでも仏教はわからない(序、第一条)
第2章 近代知性が痺れてしまう(第二条)
第3章 「悪人こそが救われる」が持つ破壊力(第三、四条)
第4章 親鸞に弟子は一人もいない?(第五、六条)
第5章 念仏して喜びがなくてもいい?(第七〜九条)
第6章 信仰と無信仰について(第十〜十二条)
第7章 仏教の生命観と人間観(第十三条)
第8章 悟りとは何だろう(第十四、十五条)
第9章 倫理と宗教を深掘りする(第十六〜十八条)
第10章 「迷える私」が信心を生む(後序〜奥書)

著者紹介

釈 徹宗 (シャク テッシュウ)  
如来寺住職、相愛大学副学長/人文学部教授。1961年大阪府生まれ。大阪府立大学大学院博士課程修了。専門は宗教思想で、NPO法人リライフ代表も務める。『落語に花咲く仏教 宗教と芸能は共振する』(朝日選書)で第5回河合隼雄学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)