書店レビュー
総合おすすめ度:
全1件
-
-
-
おすすめ度
- 平山書店 (秋田県大仙市)
舞台はふたたび東京へ。終戦後6年経った時期を描いている。このころになると、東京の街も復興がだいぶ進み、第1作目のような薄汚れた雰囲気は消えうせ、会社社長などのスマートな博打打ちが登場してくる。本シリーズの主人公”坊や哲”のような博打一本で生きているような玄人はもはや見つけるのが難しくなってきているのだ。このシリーズの読者にとっては寂しい限りであるが、闘牌シーンは相変わらず面白い。積み込み、エレベーターなど、イカサマ何でもありの状況で、いかにして自分に運を引き寄せるか。その超人的な技巧の数々を再び読むことができて、望外の喜びを感じている。 (のり)
(2008年3月12日)
-
おすすめ度
-
商品内容
要旨 |
長年にわたる麻雀の打ち過ぎのためか、肘が上がらなくなり、いかさまが出来なくなった私こと「坊や哲」の前にあらわれた、ドサ健、出目徳、タンクロウらとも全く違った新しいタイプの麻雀打ち、鎌ちゃん。闇の地下組織TS会から高利の金を借り、窮地に追いやられた私に生来の博打打ちの魂が鎌首をもたげ…。 |
---|