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東京駅物語

文春文庫 き16−7

出版社名 文藝春秋
出版年月 2010年8月
ISBNコード 978-4-16-757607-3
4-16-757607-4
税込価格 765円
頁数・縦 383P 16cm

商品内容

要旨

東京駅の建設現場で働く若者、ステーションホテルを拠点にする結婚詐欺師、歌人を目指して上京した娘…。それぞれの時代の夢が行き交う煉瓦の駅舎・東京駅。明治の建設当時から昭和の終戦直後に至るまで駅が紡いできた年月と、そこで交錯した人生を「グランドホテル形式」で丹念に描く、男と女の九つの物語。

おすすめコメント

創建当時(1914年)の姿に復元するため、工事の真っ最中にある東京駅。この日本の玄関口で、明治の建設時から昭和の終戦直後まで繰り広げられた人間模様、交錯する人生を「グランドホテル形式」で丹念に描きます。上京して東京駅の工事現場で働く若者、ステーションホテルを拠点にする結婚詐欺師、歌人を目指して上京した娘……それぞれの時代の夢が駅を行き交います。なにげなく利用している駅が、読んだ日から違って見えてくる9つの物語です。

著者紹介

北原 亞以子 (キタハラ アイコ)  
東京都出身。コピーライターなどを経て、昭和44年「ママは知らなかったのよ」で第1回新潮新人賞を受賞し作家としてデビュー。平成元年『深川澪通り木戸番小屋』で第17回泉鏡花文学賞、5年『恋忘れ草』で第109回直木賞、9年『江戸風狂伝』で第36回女流文学賞、17年『夜の明けるまで』で第39回吉川英治文学賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)