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いっぴきの虫

文春文庫 た37−11

出版社名 文藝春秋
出版年月 2011年10月
ISBNコード 978-4-16-758711-6
4-16-758711-4
税込価格 618円
頁数・縦 351P 16cm

商品内容

要旨

有吉佐和子、松下幸之助、東山魁夷、杉村春子、木村伊兵衛、藤山寛美、川口松太郎、梅原龍三郎―ひと筋の道を極めた各界の一流人との対話を軸に綴った傑作エッセイ集。二十余人の人物から不変の真理と人間味あふれる肉声を引き出した、著者の取材ぶりは圧巻。「人間への理解力―亡き母・高峰秀子に捧ぐ」(斎藤明美)を収録。

目次

東海林太郎
趙丹
有吉佐和子
東山魁夷
松下幸之助
円地文子
森繁久彌
浜田庄司
川口松太郎
杉村春子
林武
團伊玖磨
谷崎松子
木村伊兵衛
市川崑
菊田一夫
沢田美喜
『二十四の瞳』の子役たち
藤山寛美
梅原龍三郎
松山善三
人間への理解力―亡き母・高峰秀子に捧ぐ 斉藤明美

おすすめコメント

本書は1970?72年まで、高峰秀子さんが雑誌に連載した対談記事を中心にまとめた人物エッセイです。登場するのは、松下幸之助、東山魁夷、木村伊兵衛、杉村春子、沢田美喜、有吉佐和子といった、錚々たる人物二十余名。「絵にサインなんか要らないんだ。(略)いい絵はいいし、悪いのは悪い」と語った梅原龍三郎の弁をはじめ真理をつく名言、人間愛あふれる温かき言葉が、鏤められた名著。待望の復刊です。

著者紹介

高峰 秀子 (タカミネ ヒデコ)  
1924(大正13)年北海道生まれ。5歳のとき映画「母」の子役としてデビュー。以後、「二十四の瞳」「浮雲」「名もなく貧しく美しく」など300本を超える映画に出演。著書に「わたしの渡世日記」(日本エッセイスト・クラブ賞受賞)など多数。養女は作家・斎藤明美。2010(平成22)年12月28日、死去。享年86(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)