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風葬

文春文庫 さ56−2

出版社名 文藝春秋
出版年月 2016年12月
ISBNコード 978-4-16-790746-4
4-16-790746-1
税込価格 638円
頁数・縦 212P 16cm

商品内容

要旨

釧路で書道教室を営む夏紀は、認知症の母が呟いた、耳慣れない地名を新聞の短歌の中に見つける。父親を知らぬ自分の出生と関わりがあるのではと、短歌を投稿した元教師の徳一に会いに根室へ。歌に引き寄せられた二人の出会いが、オホーツクで封印された過去を蘇らせる…。桜木ノワールの原点ともいうべき作品、ついに文庫化。

おすすめコメント

思い出して、思い出して、忘れて行くこともある── 釧路で書道教室を営む夏紀は、軽い認知症を患った母がつぶやいた、聞き慣れない地名を 新聞の短歌の中に見つける。父親を知らぬ自分の出生と関わりがあるのではと、短歌を投稿した元教師の徳一に会いに根室へ。ひとつの短歌に引き寄せられた二人の出会いが、オホーツクで封印された過去を蘇らせる……。桜木ノワールの原点ともいうべき作品、ついに文庫化。

著者紹介

桜木 紫乃 (サクラギ シノ)  
1965年、北海道釧路市生まれ。裁判所職員を経て、2002年、「雪虫」で第82回オール讀物新人賞を受賞。07年に同作を収録した『氷平線』でデビュー。13年『ラブレス』(新潮社)で第19回島清恋愛文学賞を受賞し、同年『ホテルローヤル』(集英社)で第149回直木三十五賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)