商品内容
要旨 |
御書院番士・的矢六兵衛はもとの六兵衛にあらず!?正体を探る中見え隠れする的矢家の事情。その間も六兵衛は、次第に居座る部屋を格上げし、ついに最も高貴な御座敷、黒書院へ。果たして六兵衛は何者なのか?天朝様ご到着まであと数日―。笑って泣いて物語は感動の結末へ。比類なき武士の物語ここにあり。 |
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黒書院の六兵衛 下
浅田次郎/著
文藝春秋
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BK
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天朝様が江戸城に玉体を運ばれる日が近づく。が、六兵衛は、いまだ無言で居座り続けている……。虎の間から、松の廊下の奥へ詰席を格上げしながら、居座るその姿は、実に威風堂々とし日の打ち所がない。それは、まさに武士道の権化──。だが、この先、どうなる、六兵衛! 浅田調に笑いながら読んでいると、いつの間にか、連れてこられた場所には、人としての義が立ち現れ、思わず背筋がのび、清涼な風が流れ込んでくる。奇想天外な面白さの傑作です。解説・青山文平