大晦り
文春文庫 さ63−7 新・酔いどれ小籐次 7
出版社名 | 文藝春秋 |
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出版年月 | 2017年2月 |
ISBNコード |
978-4-16-790783-9
(4-16-790783-6) |
税込価格 | 737円 |
頁数・縦 | 331P 16cm |
商品内容
要旨 |
落馬で腰を痛め、息子との立ち合いでは不覚を取る。老いを痛感する小籐次だが、熱海での湯治を経て復調、その剣は一段と深みを増した。そんな中起きた年末の火事騒ぎ。二人の遺体と消えた娘。老中の密偵、おしんに乞われ娘探索に加わった小籐次を、八代吉宗にまで遡る怨念と暗闘が待ち構えていた。緊迫の書き下ろし第7弾! |
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おすすめコメント
落馬して打撲傷を負った小籐次は、久慈屋夫妻、おりょうとともに熱海に湯治に行ったことで恢復し、以前と変わらぬ生活を送れるようになっていた。そんなある日、瀬戸物町で火事騒ぎが起こり、そのさなかに料理茶屋の娘が行方知れずになった。そもそも火事騒ぎはどうやら付け火で、焼け跡から二人の男の焼死体が出ており、男たちは御庭番だという。火をつけた上に金を盗む賊徒たちを追って、逆に殺されたようだ。そして行方知れずの娘は、その現場を目撃したことで攫われたのかもしれないという。町奉行所も火付盗賊改も御庭番を殺した賊徒の探索を優先しており、行方知れずの娘には関心がない。老中・青山の意を受けたおしんに口説かれ、小籐次は娘の救出に乗り出す。その結果、小籐次は陰の者≠スちと死闘を繰り広げることになった――。新シリーズ書き下ろし、第7弾。