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POSデータで学ぶはじめてのマーケティングデータ分析

出版社名 オーム社
出版年月 2024年11月
ISBNコード 978-4-274-23232-9
4-274-23232-8
税込価格 2,860円
頁数・縦 257P 21cm

商品内容

要旨

この本は、POSデータ(販売状況の管理データ)の分析を通じて、マーケティング・リサーチにおけるデータの集計・分析・可視化の基礎を身につける入門書です。以下4つのコンセプトに沿って構成しました。(1)POSデータのダミーデータを用い(2)現実に近い分析のストーリーをもたせ(3)なるべく簡単なExcel操作で(4)分析の手順やコツを自然に学べる。各章の冒頭で「スーパーのマーケティング部の新人が、部長から集計や分析を依頼される」というストーリーが示され、そこで提示された課題に沿って学習を進めていきます。高度な理論の説明は控えて、実際にPOSデータの分析で求められる内容を中心に扱っています。数学や統計学が苦手な方、Excelの複雑な操作が苦手な方にもおすすめです。

目次

第0章 この本の読みかた
第1章 「売り上げをまとめた資料を作っといて!」―データを集計してみよう
第2章 「売り上げ、顧客層で違うよね?」―属性ごとに集計して検定してみよう
第3章 「季節ごとの売上傾向ってわかる?」―時系列データを集計してみよう
第4章 「なにが売り上げに影響したんだろう?」―データ間の関係性を調べよう
第5章 「どの商品を同じ棚に置いたら売れやすい?」―併売の分析をしてみよう
第6章 「売れる商品を狙って入荷しよう!」―店頭カバー率とPI値から売れ筋商品を見つけよう
第7章 「新店舗、うまくいくかな?」―回帰分析で新店舗の売り上げを予測しよう

出版社・メーカーコメント

POSデータを使ってマーケティング分析の基本を学ぼう!本書は、POSデータを題材として、マーケティングデータの集計や分析の基礎を身につける本です。データ分析の理論やツール(本書ではExcel)の使い方だけでなく、「グラフや表を作るとき、なにをラベルにすればよいのか」「作ったグラフや表からどんなことが読み取れるのか」といった、初歩的ですが実際にデータ分析をしているときにたびたびぶつかる疑問をひとつずつ解決していきます。最初に「データ」や「データ分析」自体の説明を行ったのち、各章それぞれで課題を設けて、その課題を解決していく形で集計・可視化・分析などの手法を学んでいきます。各課題で使用するデータは、小売店のPOSのダミーデータです。設定する課題も、「店舗ごとの売上金額の比較」や「併売すると売れやすい組み合わせを見つける」などの、小売店で実際に起こり得るものを扱います。1章から順番に課題に取り組んでいくことで、自然とデータ分析の流れを理解でき、問題解決の力が身に着きます。<本書のポイント>・実データを参考にしたダミーデータを使用するため、小売り業の現場に近いデータで学習できます。・数式をほとんど使わないため、数学が苦手でも読み進めることができます。

著者紹介

横山 暁 (ヨコヤマ サトル)  
青山学院大学経営学部マーケティング学科教授。1981年3月埼玉県生まれ。2024年4月より現職。専門は多変量解析(とくに多次元尺度構成法・クラスター分析法)
花井 友美 (ハナイ トモミ)  
帝京大学経済学部観光経営学科准教授。1981年3月東京都生まれ。2017年4月より現職。専門は消費者行動論、観光心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)