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老いてはネコに従え

宝島社新書 682

出版社名 宝島社
出版年月 2023年5月
ISBNコード 978-4-299-04143-2
4-299-04143-7
税込価格 1,100円
頁数・縦 222P 18cm

商品内容

要旨

迷惑かけてナンボ。「雑音」は聞き流す。無駄な抵抗はしない。85歳と86歳が「自分勝手」の極意を語る。

目次

第1章 ネコと暮らせば(養老さん、危機一髪
「独立した人格」をもっていた、まる ほか)
第2章 ヒトという病(「ともあろうものが」という呪縛
小言や説教を聞き流す力 ほか)
第3章 90歳の壁(「まだ生きていたんですね!」
予定調和で死を迎えたくない ほか)
第4章 まるに始まり、まるに終わる(教育が子どもの「好き」を削ぐ
唯一の友達は蜘蛛だった ほか)

出版社・メーカーコメント

人生は一切なりゆき、行きがかり―― ネコの虜、85歳と86歳が「自分勝手」の極意を語る 下重 「私たちはどうして、これほどまでにネコに惹かれるんでしょうね。」 養老 「人間と違って、ものをいわないからじゃないですか。ものをいったら憎たらしくなることもあるかもしれない(笑)。」 現在80代半ば。 敗戦によって、「世の中の正義」が一夜にしてひっくり返る理不尽・不条理を目の当たりにし、 社会が押しつけてくる「ものさし」を根底から疑うようになった、養老孟司さんと下重暁子さん。 「社会性などまるでないネコのほうが、よほど信頼できる」と養老さんは語ります。 本書は、「90歳の壁」を目の前にしたお二人が、それぞれのネコ愛を基軸に、 老いや病、日本社会が抱える歪(ひず)みなどについて縦横無尽に語る対談企画。 しなやかに生き、素直に死んでいくネコたちの後ろ姿から、 「生き物として、ラクなあり方」のヒントを素描する一冊です。

著者紹介

養老 孟司 (ヨウロウ タケシ)  
1937年、神奈川県鎌倉市生まれ。東京大学名誉教授。医学博士。解剖学者。東京大学医学部卒業後、解剖学教室に入る。95年、東京大学医学部教授を退官後は、北里大学教授、大正大学客員教授を歴任
下重 暁子 (シモジュウ アキコ)  
1959年、早稲田大学教育学部国語国文学科卒業後、NHKに入局。アナウンサーとして活躍後、68年に退局しフリーとなる。民放キャスターを経て、文筆活動に入る。公益財団法人JKA(旧・日本自転車振興会)会長、日本ペンクラブ副会長などを歴任。現在、日本旅行作家協会会長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)