商品内容
文学賞情報 |
2019年
第12回
日本古典文学学術賞受賞 |
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要旨 |
音楽はどのような政治性と権力性を有していたのか。遊芸ではなく、有職故実に裏打ちされた高度な政治の一環として音楽を捉えなおし、果たした役割を明らかにする。文学・歴史・芸能・美術史・建築史ほか、あらゆる視点から文献を読み解き、宮廷儀礼における音楽の実態を考察。変遷をたどり、中世音楽の全体史を示す。唱導文献の読解により、王権を支えた音楽の宗教性も解明。音楽がなぜ重要なのか、という根源的問題に迫る。 |
目次 |
本書の課題と方法 |