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フェノロサ 「日本美術の恩人」の影の部分

出版社名 河出書房新社
出版年月 1989年1月
ISBNコード 978-4-309-00539-3
4-309-00539-X
税込価格 1,783円
頁数・縦 238P 20cm

商品内容

要旨

なぜ、彼は今も“恩人”なのか?明治11年に弱冠25歳で来日したお雇い外国人哲学教師。内外の強化拡大を図る明治日本にとって、彼が講演する“優勝劣敗”を軸とする社会進化論は絶好の…。鹿鳴館総工費19万ドルの時代に、彼が売却した日本美術品のボストン美術館買上げ額は28万ドルといわれる。にもかかわらず、いまなお顕彰されるフェノロサの知られざる影を追う。

目次

1章 フェノロサを知っていますか?
2章 「フェノロサ・コレクション」の華麗と奇怪
3章 天皇制とキリスト教と進化論
4章 キリスト教と東京大学の闘い
5章 自由民権とフェノロサの「危険な演説」
6章 フェノロサを疑った人々
7章 帝国の興隆とフェノロサの退場