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世紀末のエロスとデーモン 芥川竜之介とその病い

出版社名 河出書房新社
出版年月 1994年4月
ISBNコード 978-4-309-00902-5
4-309-00902-6
税込価格 2,136円
頁数・縦 225P 20cm

商品内容

要旨

ボス、モーツァルト、ホフマン、ボードレール、マネ、モーパッサン―芥川が受け継いだこれら世紀末の、エロティスムとグロテスクにみちたアウラの背後にひそむ不吉な影。ペストから梅毒まで、病いという悪鬼が芸術におよぼした負の力を解剖し、エイズの現代を解明する衝撃の文明論。

目次

序 病いと文化
1 モーパッサンと芥川龍之介
2 デーモンの影
3 「河童」―生に対するデグー
4 ボスの幻視、マネの裸眼―『地上の楽園』から『フォリー・ベルジェールのバー』へ
5 楽聖の病いと死
あとがき 性の起源は病いにある