
窓の灯(あかり)
出版社名 | 河出書房新社 |
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出版年月 | 2005年11月 |
ISBNコード |
978-4-309-01737-2
(4-309-01737-1) |
税込価格 | 1,100円 |
頁数・縦 | 119P 20cm |
書店レビュー
総合おすすめ度:
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おすすめ度
- 平山書店 (秋田県大仙市)
何の世界でも世の中で認められた存在になるためには武器が必要である。野球の投手の投げるボールでいうと、ただのストレートではなく胸元でホップする、というような。本作品は、大学を辞め喫茶店の住み込み店員をしている「私」の目を通じ、喫茶店の主人ミカド姉さんの人間関係を軸に物語が展開される。向かいのアパートの窓を覗き見することを日課としている「私」は、感想をストレートにミカド姉さんにぶつける。その内容がみずみずしく、「私」の成長物語としての落としどころもスマートで、とても好感が持てる一冊である。(のり)
(2005年12月31日)
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商品内容
文学賞情報 |
2005年
第42回
文藝賞受賞 |
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要旨 |
見知らぬ人たちのシルエットが奏でるゆるやかな官能の響き。第42回文藝賞受賞作。 |
出版社 商品紹介 |
カーテンの向こうの世界には手を伸ばしても、まだ届きそうにない……緩やかな官能を奏でる第42回文藝賞受賞作。 |
出版社・メーカーコメント
大学を辞め喫茶店で働き、向かいの窓をのぞくことが日課の私は、夜の街を徘徊する…。