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夜を吸って夜より昏い

出版社名 河出書房新社
出版年月 2013年3月
ISBNコード 978-4-309-02166-9
4-309-02166-2
税込価格 1,980円
頁数・縦 160P 20cm

商品内容

要旨

何かをしなくてはならない、何かを賭けなくては。何が正しいのかもわからぬままに―一人の少女の影がさす甘やかな郷愁の光景が、不意にかきくもる。とぎれ、掠れゆく記憶だけで結ばれた兄弟は、何を悔い、何を夢見ていたのか。うねる文体、はじける口語が、衝撃の結末になだれこむ。書かれていることの鮮烈さと、書かれていない謎の深みが、読者を戦慄させる。

出版社
商品紹介

書かれていることの鮮烈さと、書かれていない謎の深みが、読者を戦慄させる。

著者紹介

佐々木 中 (ササキ アタル)  
1973年青森県生。作家、哲学者。東京大学文学部思想文化学科卒業、東京大学大学院人文社会研究系基礎文化研究専攻宗教学宗教史学専門分野博士課程修了。博士(文学)。現在、法政大学非常勤講師。専攻は現代思想、理論宗教学。2010年『切りとれ、あの祈る手を』で一般読者による「紀伊國屋じんぶん大賞2010」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)