• 本

酔狂に生きる

出版社名 河出書房新社
出版年月 2014年7月
ISBNコード 978-4-309-02301-4
4-309-02301-0
税込価格 836円
頁数・縦 214P 18cm

商品内容

要旨

酔狂などというものが言葉としても消え失せ、その深い意味合いなど一顧もされなくなった時から、日本人は自己責任も、信念も、美学も、失ったのである。危険を承知で自由を選ぶ。破格の人生!

目次

第1章 危険や不安を承知で、自由を取れるか(美と酔狂に殉じたい―信念のために命を捧げることができるか
両極の意味―危険や不安を承知で、自由を取れるか ほか)
第2章 人間の能力の限界など、たかがしれている(「完全な公平」などない―不公平に馴れる訓練をする
好きで得意な道を―好きなことのない人が、一番危険 ほか)
第3章 焼き尽くすほどの恋に溺れれば、必ず火傷する(春は筍、夏は鮎―四季巡る風土が、日本人の勤勉さを培う
庭木の教えるもの―若木を育てるには、老木が場所を譲ること ほか)
第4章 安心して暮らせる保証などない(魂の輝く時間―思考が内向きになった時、精神は燃え上がる
電気のない国に民主主義はない―人間にはわからない分野があっていい ほか)
第5章 人生の選択は、損得で決めることではない(幼児化の潮流―善も悪もなさない防衛の姿勢は卑怯
お坊ちゃま・お嬢ちゃま思考からの脱出―自分で考えて闘う力を養う ほか)

出版社
商品紹介

人間は自由で破格な生き方ができる。自由は楽しいが怖い。自由は容易に攻撃される。それを承知で自由を取れるか。曾野流酔狂の極意。

著者紹介

曾野 綾子 (ソノ アヤコ)  
1931年、東京生まれ。聖心女子大学英文科卒業。79年、ローマ法王庁よりヴァチカン有功十字勲章受章。87年、『湖水誕生』で土木学会著作賞受賞。93年、恩賜賞・日本芸術院賞受賞。95年、日本放送協会放送文化賞受賞。97年、海外邦人宣教者活動援助後援会代表として吉川英治文化賞ならびに読売国際協力賞受賞。2003年、文化功労者となる。1995年から2005年まで日本財団会長を務める。2012年、菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)