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ことたま 柳原白蓮エッセイ集

出版社名 河出書房新社
出版年月 2015年11月
ISBNコード 978-4-309-02414-1
4-309-02414-9
税込価格 1,760円
頁数・縦 218P 20cm

商品内容

要旨

「花子とアン」で話題の白蓮。自身の美しい文章で語る、波瀾万丈の生涯、そしてたどりついた清らかな境地。伯爵家令嬢として生まれ、二度の望まぬ結婚を経て、出奔。「白蓮事件」ののち、宮崎家で二児に恵まれ、幸せな家庭を築く、廃娼運動、平和運動に挺身した知られざる、後半生。

目次

ことたまの誌名について
お蚊がいただいた
私の思い出
ある偶然
昔の女、今の女
霊魂をもつ人形
道とは
私のふるさと
幼児の足
避暑ということ〔ほか〕

おすすめコメント

「花子とアン」で話題!!出奔するも、幸せな家庭を築く。平和運動に奔走し、女性に尽くした稀有な人生!生誕130年記念刊行。

著者紹介

柳原 白蓮 (ヤナギワラ ビャクレン)  
1885年(明治18)、東京で柳原前光伯爵の次女として生まれる。本名〓(あき)子。大正天皇の従妹。「大正三美人」の一人に数えられた。佐佐木信綱に和歌を師事。北小路家に養女に出た後、同家で結婚するが、離婚。柳原家に戻り、編入学した東洋英和女学校で村岡花子らと交流。卒業後、福岡の炭鉱王で富豪の伊藤伝右衛門と結婚、華やかな文化サロンを開き「筑紫の女王」の異名をとった。しかし、夫らとのあつれきに悩むなかで、戯曲上演をとおして知り合った東京帝国大学の学生、宮崎龍介(宮崎滔天の息子)と恋愛関係になり、新聞紙上で夫宛ての「絶縁状」を発表して出奔する、いわゆる白蓮事件を起こす。華族からの除籍、実家での幽閉同然の生活など曲折を経て龍介と結婚、一男一女を得て、文筆活動を展開。夫の社会運動やアジアとの交流も支える。終戦間近いころに長男が戦死。戦後は「悲母の会」など平和運動にも携わる。1967年(昭和42)、81歳で死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)