きょうの日は、さようなら
出版社名 | 河出書房新社 |
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出版年月 | 2017年7月 |
ISBNコード |
978-4-309-02578-0
(4-309-02578-1) |
税込価格 | 1,540円 |
頁数・縦 | 222P 20cm |
ただ生きていてくれればいい−家族でも恋人でもない、特別な絆の物語
母を亡くした小学生のキョウコが出会った、父の再婚相手のスミレとその息子キョウスケ。居心地の良い家族として幸せな時間を過ごすが、父母の別離でキョウスケとも離れ離れになってしまう。大人になったキョウコは、一人で暮らす神戸のまちでかつての兄に再会するが、キョウスケは立派な「あかんたれ」になっていて・・・。物語の設定もストーリー展開も、いくらでも深刻になれそうな内容なのに、文章が軽やかでくすっと笑えてしまいます。孤独をかかえた人たちがたくさんでてくるのに、みんな楽しくてやさしくて、寂しさよりもあたたかさを感じます。大泣きでも大笑いでもなく、じわっと沁みる気持ちよさ。この作品がデビュー作の、応援したい新人作家さんです。 |
商品内容
要旨 |
かつて兄だったキョウスケが勝手に私の人生へと戻って来た。立派な「あかんたれ」になって―どこにいても、ただ生きてさえいてくれればいい―家族や親友や恋人より大切な「運命」の物語。 |
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おすすめコメント
かつて兄だったキョウスケが、勝手に私の人生へと戻って来た――大切な運命の物語。心揺さぶる最高のデビュー小説!斎藤美奈子氏推薦