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証人たち

シムノン本格小説選

出版社名 河出書房新社
出版年月 2008年4月
ISBNコード 978-4-309-20492-5
4-309-20492-9
税込価格 1,760円
頁数・縦 245P 20cm

商品内容

要旨

病身の妻を抱え心身が不安定なまま、重罪裁判所のグザヴィエ・ローモンは、妻殺しのランベール事件の裁判にのぞむ。被告は一貫して無罪を主張しているが、公判関係者は、ローモンを除いて全員、被告が犯人だと信じている。判事、証人、陪審員、被告、弁護士それぞれの過去と日常と内面がせめぎあう、スリルとサスペンスにあふれた審理の果てに、意外な結末が…。

出版社
商品紹介

著者の唯一の法廷もの。フランスに陪審制度があった時代の法廷を舞台にした様々な人間模様と心理の綾。緊迫した心理の末に…。

おすすめコメント

ジッドやモーリャックが激賞したシムノンの本格的小説シリーズの一冊。妻殺し事件の裁判にのぞむ主人公の裁判長を中心に、陪審員制度が生きていた時代のフランスの法曹界を舞台にした傑作。

著者紹介

シムノン,ジョルジュ (シムノン,ジョルジュ)   Simenon,Georges
1903‐1989。フランスの小説家。ベルギーのリエージュの貧しい家庭に生まれる。十五歳で学校をやめ、パン屋、本屋などに勤めた後に十六歳で地方紙の記者になり、十八歳で処女作『めがね橋で』を発表して作家デビュー。二十六歳に発表した『怪盗レトン』からはじまる『メグレ警視シリーズ』は八十四篇を数え、各国語に翻訳されて世界的な名声を博す。生涯で三百点を超える作品を発表
野口 雄司 (ノグチ ユウジ)  
フランス文学翻訳家。1956年、大阪大学文学部仏文科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)