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廃墟のドイツ1947 「四七年グループ」銘々伝

出版社名 河出書房新社
出版年月 2015年8月
ISBNコード 978-4-309-20683-7
4-309-20683-2
税込価格 4,180円
頁数・縦 295P 20cm

商品内容

要旨

文学の“呼び声”をきけ。ナチス崩壊、東西分裂―廃墟と化した1947年ドイツで産声をあげ、グラス、ツェランら数々の世界的才能を輩出した「四七年グループ」とは何だったのか?リーダーであるH・W・リヒターによる愛情あふれる回想録。困難なる戦後と、若き作家たちの情熱が生んだ奇蹟の時間。

目次

蝶たちの曖昧宿で―イルゼ・アイヒンガー
十三階のクリスヤーン―カール・アメリー
にぎやかな通りを行って、誰もそれに気がつかなかったら―アルフレート・アンデルシュ
グルーネ森でのサイクリング―インゲボルク・バッハマン
きみもぼく位、金が好きかい?―ハインリヒ・ベル
セルビアは死なねばならぬ―ミロ・ドール
マルクトブライトでの涙―ギュンター・アイヒ
フルシチョフの海水パンツを穿いて―ハンス・マグヌス・エンツェンスベルガー
誕生日祝いとしてジーモン・ダッハを―ギュンター・グラス
寝巻きのズボン―ヴォルフガング・ヒルデスハイマー
上部プファルツ人のカラカラ笑い―ヴァルター・ヘレラー
君の忠実なる側近(パラディーン)―ヴァルター・イェンス
ダンスの相手への誘い―ウーヴェ・ヨーンゾーン
我々はみな、いい人だった―ハンス・マイヤー
敵多きほど、功高し―マルセル・ライヒ・ラニツキ
おおマルティン―喧嘩好きではないにしろ、喧嘩っ早いアレマン人―マルティン・ヴァルザー
マラーの太鼓―ペーター・ヴァイス

出版社
商品紹介

ナチス崩壊、東西分裂。戦争とアウシュヴィッツの暗黒を背負い世界を震撼させた才能たちの青春の日々の記録。

出版社・メーカーコメント

ナチス崩壊、東西分裂。すべてが崩壊した1947年ドイツで文学が叫びをあげる――グルッペ47。戦争とアウシュヴィッツの暗黒を背負い世界を震撼させた才能たちの青春の日々の記録。

著者紹介

リヒター,ハンス・ヴェルナー (リヒター,ハンスヴェルナー)   Richter,Hans Werner
1908年、バルト海沿岸に生まれる。ギュンター・グラスやパウル・ツェラン、ハンス・マグヌス・エンツェンスベルガー、インゲボルク・バッハマンら世界的作家を輩出した「四七年グループ」を主導し、戦後ドイツ文学を牽引。1993年死去
飯吉 光夫 (イイヨシ ミツオ)  
1935年、旧満州奉天生まれ。59年、東京大学独文科卒。62年、同大学院修士課程修了。首都大学東京名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)