内なるゲットー
出版社名 | 河出書房新社 |
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出版年月 | 2020年8月 |
ISBNコード |
978-4-309-20802-2
(4-309-20802-9) |
税込価格 | 2,200円 |
頁数・縦 | 180P 20cm |
商品内容
要旨 |
ポーランドからブエノスアイレスに亡命したユダヤ人ビセンテ。家庭や友人に恵まれ、幸せな日々を送る彼に、第2次世界大戦の現実味はない。そこにワルシャワに残した母からの手紙が届く。手紙にはゲットーにとらわれた母の苦境と飢え、同胞たちの死が綴られていた。やがて報道でもユダヤ人虐殺を知ったビセンテは、母を残してきた後悔と自己嫌悪に苛まれ、沈黙の中に閉じこもっていくが、苦悩と悪夢がやむことはない。そして、母から最後となる手紙を受け取ったビセンテの選択とは―。実在の人物をモデルに、南米の地からヨーロッパの戦争を描いた異色作。 |
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出版社・メーカーコメント
ホロコーストに消えた母、僕は沈黙することしかできなかった。第2次世界大戦時、ポーランドに母を残し、アルゼンチンに移住した息子の苦悩を静謐な筆致で描いた仏ベストセラー。