マリーナの三十番目の恋
出版社名 | 河出書房新社 |
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出版年月 | 2020年10月 |
ISBNコード |
978-4-309-20809-1
(4-309-20809-6) |
税込価格 | 3,520円 |
頁数・縦 | 312P 20cm |
商品内容
要旨 |
美しい三十歳の女性マリーナは、ソルジェニーツィンに傾倒する反体制のピアノ教師。スターリンが死んだ年に生を享け、子ども時代からピアニスト修業を重ねた。父の自殺ののち、祖母に育てられた彼女は、男を愛したことがない。優雅な指としなやかな体をもつ最初の恋人マリヤ、電車に轢かれて真っ二つになったヴィーカ、強盗遊びに大好きだったリューバ、サッフォーの生まれ変わりを自称するニーナ、天使のような顔をした肉感的な唇のサーシャ…。やがて三十番目の恋が訪れたとき、彼女の世界は一変する。『青い脂』とならぶ初期代表作。反体制レズビアンの奔放な性と、旧ソ連の閉塞社会が織りなす奇妙な官能的物語。モスクワ・アンダーグラウンド芸術に参画した若きソローキンによる逆説的ディストピア。 |
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出版社・メーカーコメント
旧ソ連モスクワ。退廃的な日々を送る反体制レズビアン音楽教師マリーナが、30番目の恋によって模範工員となる。破格の文体と過激な描写で高く評価される、『青い脂』と並ぶ初期代表作。