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修道院覚書 バルタザールとブリムンダ

出版社名 河出書房新社
出版年月 2025年7月
ISBNコード 978-4-309-20930-2
4-309-20930-0
税込価格 4,950円
頁数・縦 365P 20cm

商品内容

要旨

切望する世継ぎを得るために、修道院建立を請願したジョアン五世とその王妃マリア・アナ。奇跡に事欠かない18世紀ポルトガルを舞台に繰り広げられる、壮大な歴史ファンタジー。スペイン継承戦争で左手首から先を失った元兵士バルタザール、不思議な瞳と透視能力をもつその妻ブリムンダ、空飛ぶ機械を製作するバルトロメウ・ロウレンソ神父、チェンバロ作曲家のドメニコ・スカルラッティ…。王室と宗教、権力と異端、蔓延する疫病、富と貧困など、社会の諸相を描く壮大な物語から、魅力的な恋人たちが現れる。ガルシア=マルケス的なマジックリアリズムと、破格の想像力で紡がれるラブストーリー。ノーベル文学賞作家(『白の闇』)の最高傑作を新訳で!!!!

出版社・メーカーコメント

左手を失った帰還兵バルタザールと不思議な力を持つブリムンダの愛の物語。国王の修道院建立、飛行機の発明、天才音楽家などが紡ぐ驚きの空想物語。ノーベル賞作家の最高傑作、新訳決定版。

著者紹介

サラマーゴ,ジョゼ (サラマーゴ,ジョゼ)   Saramago,Jos´e
1922年ポルトガル生まれ。現代ヨーロッパを代表する作家。一労働者からジャーナリズムの世界に身を投じ、社会時評や詩を執筆。75年、政権からの圧力で職を追われ、専業作家の道を選ぶ。長篇『修道院覚書』(82)と『リカルド・レイスの死の年』(84)がヨーロッパ各国で高い評価を得る。『石の筏』(86)と『イエス・キリストによる福音書』(91)で物議をかもしたあとスペインに移住。95年、突然の失明が人々を襲う衝撃的な長篇『白の闇』が世界的ベストセラーとなる。1998年にはポルトガル語圏で初めてノーベル文学賞を受賞。2010年没
木下 眞穂 (キノシタ マホ)  
ポルトガル語翻訳家。上智大学卒業。ペイショット『ガルヴェイアスの犬』(新潮社)で第5回日本翻訳大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)